それにより誰もが手間なく使えるスキンケア用品として注目され、様々な種類のものが発売されてきています。
私もスキンケアにはなるべく時間をかけたくないのでとても助かっています。
しかし、多くの方に使用されるようになった反面、万人に合うスキンケアアイテムというわけではありません。
向いている人もいれば、オールインワンジェルだけでは効果が実感できない人ももちろんいます。
どんなタイプの方には不向きなのか知っておくと上手に自分のお肌と向き合え、効率良くお手入れが出来るようになります。
普段から一つ一つのスキンケアをゆっくり丁寧に行っている方にはあまり向いていない商品かもしれません。
時間もかからずステップも少ないので一度に多くのケアをすることは可能ですが、その分それぞれのスキンケアの効果は落ちてしまうデメリットがあります。
広く浅くという言葉が昔からありますが数が多い反面、個々に得られる効果は少ない傾向にあります。
そのため、水分を十分に補ったり肌を柔らかくする効果のある化粧水に比べると効果はいまいちのようです。
乾燥しやすい冬場などは、より多くの水分を補給してあげることが大切なので化粧水からしっかり付けることを覚えておくといいでしょう。
同様に保湿クリームのような高い保湿力やエモリエント効果を重視して使いたい方にもあまりおすすめはできません。
エモリエント効果とは人工的な皮脂膜の役割を持っています。
それにより水分の蒸発を防ぎ肌の温度が下がるのを防ぎます。
クリームを塗っている肌は塗っていない肌に比べると、温度が1.5℃高くなります。
よってオールインワンジェルはクリームやパックに比べ、保湿力が弱いデメリットがあることがわかりました。
使用したすぐあとの肌は潤ってしっとりする感じはありますが、時間が経ち乾いてくると逆に肌の表面がつっぱってしまいます。
長時間潤いを持続させたい人はクリームの方が適しています。
もう一つのタイプとして、自分のその時の肌のコンディションに合わせて化粧品を使い分けたい人はオールインワンジェルの使用は厳しいかもしれません。
汗をかきやすくジメジメした時期はさっぱりタイプの化粧水、肌荒れが気になる時は炎症を抑えるタイプの化粧水など、肌状態に対応して使い分けたい人はオールインワンジェルに向いていません。
その場合は、肌のコンディションが良い時に新しくチャレンジしてみると合う合わないの判断がしやすくなるでしょう。
肌は毎月一定の周期で生まれ変わっているので自分には合わないと決めつけずに、肌のコンディションを見て試してみるのも一つの手です。